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斜面の集落に、地下鉄と同じ運賃でつながるロープウェイを通した

Metrocable de Medellín

コロンビア / アンティオキア県 / メデジン(北東部コムーナ1ほか)

斜面の集落に、地下鉄と同じ運賃でつながるロープウェイを通した
© El Colombiano — この写真が載っている記事

この記録の出典は単一の媒体によるものです。

2004年にK線が動き始め、2019年には5本目の路線が開業して、それまでに全線で1億4,450万人を運んだと報じられた。2024年6月にはポプラル駅で車両が落下する事故が起き、K線が止まった。2025年10月には定期の保守で運休している。

何をしたか

メデジン北東部の斜面に広がる集落へ、既存の地下鉄とつながるロープウェイを通した。エル・コロンビアーノによれば、最初の K線(サント・ドミンゴ)が動き始めたのは2004年で、2019年に5本目の路線が開業した時点で、市の索道全体が2004年以来1億4,450万人を運んでいる。2019年に開いた新線は、両方向あわせて毎時5,000人を運べるとされた。特徴は、観光用の乗り物ではなく地下鉄と地続きの日常の足として作られていることで、2024年の記事は、利用者が給料をシビカ(Cívica)カードに積んで通勤に使っていることに触れ、事故時の振替輸送でも追加の負担を生じさせないと事業者が説明したと書いている。

誰が始めたか

運行しているのは Metro de Medellín である。2024年の事故の報道では、同社の総支配人 Tomás Elejalde が事故の説明を行っており、意思決定と説明の主体がこの事業者にあることが分かる。行政が作って公共交通事業者が運ぶ形であり、住民組織や民間事業者が前面に出る事例ではない。

出典からは、計画の立案者、路線の選定理由、住民との合意形成の経緯は確認できない。

いくらかかったか

路線ごとの建設費は確認できなかった。 出典に出てくる金額は1つで、エル・コロンビアーノ(2019年3月1日)が、フランス開発庁(AFD)の都市開発事業責任者 Natalia Cárdenas 氏の言葉として、2012年に調印された2億5,000万ドルの融資を伝えている。ただしこれはアヤクーチョのトラムと索道H線・M線をまとめた額であり、路線ごとの内訳は書かれていない。運賃収入に触れた記述も無い。したがって funding_scaleunknown_fields に挙げている。

金額の代わりに分かるのは運賃の扱いである。2024年の記事は、事故による振替輸送について、Metro de Medellín が利用者に追加の費用を生じさせないと明言したと伝えている。同じシビカカードで乗り継げること自体が、この仕組みの設計の一部になっている。

真似するなら最低何が必要か

出典から読み取れる条件は4つある。

1. つなぐ先の幹線があること。 メデジンの索道は単独の乗り物ではなく、既存の地下鉄に接続する支線として作られている。つなぐ先がなければ「日常の足」にならない
2. 運賃を一体にすること。 同じカードで乗り継げる設計になっている。乗り換えのたびに払う形では通勤には使われない
3. 段階的に増やす前提。 2004年の1本から2019年に5本へと、15年かけて増えている
4. 定期保守を止めて行う体制。 2025年10月の記事は、支曳索への作業のために路線を数日止めると伝えている。止められる前提で路線網を組む必要がある

確認できないのは、建設費、用地の扱い、路線の選定と住民合意の経緯である。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、2025年10月20日のエル・コロンビアーノの記事で、サント・ドミンゴのロープウェイが定期保守のため運休すると伝えている。同記事は、その保守で支曳索への作業が行われるとし、これを運行の安全と継続を支える技術的な保守の要だと書いている。事業は続いている。

ただし2024年6月27日には重大な事故が起きている。午前4時半ごろ、サント・ドミンゴから下ってきた車両がポプラル駅を発車中の車両に衝突し、索から外れて駅前広場に落下、1人が死亡した。K線は2週間ほど止まると報じられた。同紙は、この索道について、20年の運行のあいだ事故を一度も記録していなかった県内で唯一の交通機関だったと書いている。

当事者の説明も報じられている。 総支配人の Tomás Elejalde は、原因についてどの仮説も排除できないとしたうえで、ポプラル駅の2台の車両に限って起きた個別の事象であり、システム全体の故障ではないと述べ、専門家の一団が解明にあたるとした。事故の原因についてその後の結論を報じた記事は、今回探した範囲では見つからなかった。

出典

  1. En Medellín ya opera la quinta línea de metrocable — El Colombiano(2019-03-01)
  2. ¿Qué fue lo que provocó la tragedia del metrocable en la nororiental de Medellín? — El Colombiano(2024-06-27)
  3. Dos semanas estaría por fuera de servicio la Línea K del metrocable luego de trágico accidente en Medellín — El Colombiano(2024-06-27)
  4. Recuerde que esta semana el Metrocable de Santo Domingo está en mantenimiento — El Colombiano(2025-10-20)

最終確認日 2026-08-17

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