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歩けるようにする交通・道路・駅25万超

住民請願から始まった通過交通ゼロの街区づくりが、区議会決議とポラード設置を通じて市内70地区超に広がった

Kiezblocks

ドイツ / ベルリン州 / Berlin

住民請願から始まった通過交通ゼロの街区づくりが、区議会決議とポラード設置を通じて市内70地区超に広がった
© Deutsches Institut für Urbanistik (Difu) — この写真が載っている記事

2019年の区議会決議は2023年に道路管轄が区に移り、2025年には州の予算執行停止に直面したが、2026年時点で70超の地区が活動を続けている。

何をしたか

ドイツ・ベルリン市で、住民が始めた「通過交通のない街区」づくりが、区議会の決議とポラード・一方通行化による物理的な通行止めを伴う制度に育った。taz(2019年11月1日)によれば、フリードリヒスハイン=クロイツベルク区議会は2019年10月のある水曜日の晩、バルセロナの「スーパーブロック」の原則を参照し、ベルクマン地区全体を通過交通から解放する決議を、緑の党・左翼党・社会民主党の賛成で可決した。決議は1,000人超の署名を集めた住民請願を一部修正したものだった。この構想は後に「Kiezblock」と呼ばれるようになり、市内の複数区に広がった。

誰が始めたか

最初の決議はフリードリヒスハイン=クロイツベルク区議会が行ったが、それを求めたのは住民団体だった。 taz(2019年11月1日)は、Changing Cities内の「自転車に優しいフリードリヒスハイン=クロイツベルクネットワーク」がこの構想を推進したと書いている。同団体のDirk von Schneidemesser氏は、taz紙に対し「気候危機の時代には、ギアを一段上げなければならない」と述べ、区議会の決議に拘束力がないことを認めつつ、区役所内には実施への前向きな姿勢があると語った(同)。

運動全体の事務局的な役割はChanging Cities e.V.が担っている。 Placemaking Europe(2026年3月2日)は、同団体が法的助言・広報支援・区を横断する基盤を、数十の街区グループに提供していると書いている。

いくらかかったか

事業全体の費用は、参照した5本のどこにも書かれていない。 unknown_fieldsfunding_scaleを申告した。

分かるのは、予算執行が止まったことで生じたとされる損失額だけである。 Changing Cities(自団体サイト、2025年10月8日付の記事)は、州の交通担当参事官Bonde氏が2025年5月に市内全域のKiezblocks向け予算執行を停止したことについて、進行中の計画が止まったことで14万5千ユーロが無駄になったと主張している。この金額の第三者による検証は、参照した出典のどこにも無い。

真似するなら最低何が必要か

第一に、少人数から始められる住民請願を作ること。taz(2019年11月1日)によれば、ベルクマン地区の決議は1,000人超の署名を集めた住民請願がもとになった。

第二に、通過交通だけを止める簡易な措置から始めること。同記事は、バルセロナの原型と異なり、通行止めは一方通行化やポラードによる通過交通の遮断にとどめ、周辺の幹線道路には制限速度時速30kmと保護された自転車道を設けるにとどめたと書いている。

第三に、区を横断して標準を共有すること。Difu(2022年1月27日)は、ベルリンだけで50を超えるKiezblockイニシアティブが立ち上がり、ノイケルン・フリードリヒスハイン=クロイツベルク・ミッテ・パンコウの各区が実現に取り組んでいると書いている。同記事は、ベルリン市内で「Kiezblock」の統一的な定義は無く、通過交通の排除を超えて路上駐車の扱いや雨水浸透面の確保にまで踏み込むべきかは未解決の論点だとし、路上駐車の管理については、これまで計画されたどのKiezblockでも扱われていないと書いている。

第四に、独自の技術基準を文書化すること。Changing Cities(自団体サイト)は、Kiezblocksを設置するための基準「RAKi(Richtlinien für die Anlage von Kiezblocks)」の初版を公表し、2023年11月に版1.1を出す予定だと発表している(帰属:自団体の発表)。

今どうなっているか

2026年3月2日時点で、運動は継続しているが、財政面では逆風に直面している。 Placemaking Europe(2026年3月2日)によれば、ベルリン12区で70を超えるKiezblockイニシアティブが活動しており、請願段階のものから、試験的または恒久的な措置まで様々な段階にあるという。

個々の実施は、当初の想定よりゆっくり進んでいる。 taz(2023年4月25日)は、ベルクマン地区の本格的な通行止めについて、2年前に発注されていた交通影響調査を経て2023年4月にようやく道路の管轄が区に移されたが、実際の通行止め実施はさらに2年先になると報じた。

2025年には、州レベルで予算執行が止まった。 Changing Cities(自団体サイト、2025年10月8日付の記事)は、ベルリン州の交通担当参事官Bonde氏(CDU)が2025年5月に市内全域のKiezblocks向け予算執行を停止したと発表している。以後の拡大が財政面でどうなるかは、参照した出典からは確認できない。

出典

  1. Kriegt Kreuzberg den Superblock? | taz.de — taz(2019-11-01)
  2. Verkehrsberuhigung im Bergmannkiez: Klappe zu in zwei Jahren | taz.de — taz(2023-04-25)
  3. 'Kiezblocks' for Berlin: thinking beyond bollards! | German Institute of Urban Affairs — Deutsches Institut für Urbanistik (Difu)(2022-01-27)
  4. Wenn Kieze gipfeln… | Changing Cities — Changing Cities e.V.(2021-08-13)
  5. Die 70. Kiezblock-Initiative legt los | Changing Cities — Changing Cities e.V.(2023-11-24)
  6. Bonde in Erklärungsnot – Changing Cities fordert Rücktritt | Changing Cities — Changing Cities e.V.(2025-10-08)
  7. A Quiet Rebellion – Berlin's Kiezblocks – Placemaking Europe — Placemaking Europe(2026-03-02)

最終確認日 2026-08-30

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