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住民が決めるデジタル・情報発信25万超

市の計画づくりを、対面の会合とネット上の場を組み合わせて住民に開いた

decidim.barcelona

スペイン / カタルーニャ州 / バルセロナ

市の計画づくりを、対面の会合とネット上の場を組み合わせて住民に開いた
© elDiario.es — この写真が載っている記事

2016年2月に市の計画づくりの場として始まり、同年4月には登録2万2,600人・提案1万300件と報じられた。2017年に機能が加えられ、2024年には参加型予算の2回目に使われている。1回目は約7万人が加わって76事業が採択されたと報じられた。

何をしたか

バルセロナ市が、市の計画づくり(PAM=市の行動計画、PAD=区の行動計画)を住民に開いた。2016年2月1日、市は計画を決める前の段階に住民参加を組み込み、約300回の対面の会合と、新しいデジタル基盤 decidim.barcelona を併用すると発表した。プブリコは、この基盤がこのドメインを初めて使うものだと書いている。会合は分野別に50回、区ごとに200回以上が予定され、対面から出た提案も画面から出た提案も同じ場に集める形をとった。同年4月に最初の過程が閉じたとき、ベテベーは、登録者が2万2,600人を超え、提案が1万300件、うち9,000件が市民からのもので、賛同が15万6,000件集まったと伝えている。

誰が始めたか

バルセロナ市である。2016年の立ち上げ時から、参加を担当する市会議員が前面に出て説明している。ベテベーの2016年4月の記事で、参加担当の Gala Pin は、政策を市民とともに作ったほうが民主的で、うまくいき、日々の暮らしの必要に沿うという確信があると述べている。

この事業の性格は、担当者の言葉に表れている。 elDiario.es の2019年の記事で同氏は、この基盤を普遍的なものにして市政の議題に働きかける場を作りたいと語り、同時に、利用者が画面の中にとどまらず街頭の議論の場に出ていくことを狙いとして挙げている。同記事は、マドリードが最初からデジタルの側を優先したのに対し、バルセロナは対面と既存の団体のつながりの側に力を置いたと対比している。

いくらかかったか

開発費は分かるが、運用費は確認できなかった。 Público(2016年)によれば、基盤 decidim.barcelona は複数の段階に分けて開発され、総額58,000ユーロがかかった。運用費については、今回の出典には金額として書かれていない。

この基盤を使って配分される金額も分かる。 ElNacional.cat の2024年の記事によれば、参加型予算の2回目は任期中に3,000万ユーロを市内10区に配分する。区ごとの配分には差があり、レス・コルツの最低200万ユーロから、シウタ・ベリャ/サンツ=ムンジュイック/ノウ・バリス/サン・マルティの最高360万ユーロまで、人口などを加味して重みづけされている。使い道は3つの分野に限られる——公共空間の改善、市の施設の改善、そして資産の取得と改修である。

真似するなら最低何が必要か

1. 対面の場を同時に用意すること。 2016年の立ち上げは約300回の会合(分野別50回、区ごとに200回以上)と同時だった。画面だけでは始まっていない
2. 対面と画面の提案を同じ場所に集めること。 出典は、両方から出た提案を1つの場に集める設計だったと書いている
3. 賛同を数えて見せること。 最初の過程で提案1万300件に対して賛同15万6,000件が集まった。提案の数より、賛同の数のほうが桁が大きい
4. 決定に接続すること。 2024年の参加型予算では、市民の提案にもとづいて実際に予算費目が割り当てられる。意見を集めるだけの仕組みとはここで分かれる
5. 街頭に戻す意識。 2019年の記事が伝える担当者の狙いは、利用者を画面から議論の場へ移すことだった

確認できないのは、運用費、提案がどの割合で実際の政策になったか、そして参加者の属性の偏りである(開発費は分かる。§いくらかかったかを参照)。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、2024年10月7日の ElNacional.cat の記事である。参加型予算の2回目が始まり、市会議員の Lluís Rabell は、目的の1つは参加を促し市民のあいだに参加の文化を生むことだと述べた。

1回目の結果も同じ記事にある。 およそ7万人が参加し、76の事業が採択され、そのうち72が実施済みか実施中だという。実際に行われたものとしてはエスパーニャ・インドゥストリアル公園の改修が挙げられ、一方でカタルーニャ広場の自転車道は、よくてもランブラスの改修待ちの状態で残されている。

採択された76事業のうち72が実施済みか実施中というのは、市の側が発表した数字である。 独立した検証を今回の出典は含んでいない。また1回目は感染症の流行の影響を受けたと同記事は書いている。

否定的な報道は、今回探した範囲では見つからなかった。

出典

  1. Una web facilita el "proceso participativo" en los planes municipales de Barcelona — Público(2016-02-01)
  2. El procés participatiu Decidim.Barcelona es tanca amb més de 22.600 usuaris — betevé(2016-04-09)
  3. Barcelona inclou nous canvis en la plataforma participativa 'decidim.barcelona' — VilaWeb(2017-07-04)
  4. Del 'clicktivismo' a la democracia directa: en qué punto está la participación digital — elDiario.es(2019-01-08)
  5. Barcelona destinará 30 millones de euros a la segunda edición de los presupuestos participativos — ElNacional.cat(2024-10-07)

最終確認日 2026-08-17

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