Terroirすべての記録このサイトについて探している事例

商いを起こす商店街・市場5万〜25万

駅前ビルを持つ第三セクターが、8億円の累損と金銭支出問題を経て核テナントを入れ替えた

三田地域振興

日本 / 兵庫県 / 三田市

駅前ビルを持つ第三セクターが、8億円の累損と金銭支出問題を経て核テナントを入れ替えた
© 神戸新聞 — この写真が載っている記事

この記録の出典は単一の媒体によるものです。

2005年のモール開業から、記録は2019年から2022年にわたる。2019年の記事は累積損失の解消と金銭支出問題を、2020年の記事は核テナントの撤退を、2022年の記事は後継テナントの開業を報じている。

何をしたか

兵庫県三田市で、市が過半を出資する第三セクターが駅前の商業ビルを持ち続けながら、中身を入れ替えてきた。 神戸新聞によれば、三田地域振興は三田駅前の再開発で整備された商業施設「キッピーモール」と駐車場を所有・運営するため01年4月に設立され、モールは05年9月15日にオープンした。市が株式の52.49%を出資している。開業後は近隣の大型商業施設との競争が激化し、一時は8億円の累積損失を抱えた。 2019年度にそれを設立以来はじめて解消する見込みとなり、2020年に阪急から撤退の申し入れがあった。三田阪急が「昨年8月に閉店した」と報じられるのは2022年9月の記事で、後継の核テナントとして無印良品が入ったのは同年12月である。

誰が始めたか

市が過半を持つ第三セクターである。 神戸新聞は、三田市が株式の52.49%を出資し、副市長が取締役を務めていると書いている(2019年時点)。同紙は三田市を筆頭株主とも書いている。

当初の想定とは違う形で始まっている。 同紙によれば、駅前再開発事業でできた同モールには当初、百貨店の大丸が出店する計画があったが、バブル経済の崩壊などで撤回された。阪神・淡路大震災を挟んで幾多の交渉が持たれ、阪急が小型店舗を出すことで決着した。

いくらかかったか

再開発事業費と設立時の資本金は、今回の出典からは確認できなかった。

出典から分かるのは損失の側である。神戸新聞は、一時は8億円を超えた累積損失を抱えたと書き、2019年度にそれを一掃する見込みだと報じた。累損がゼロになるのは01年の設立以来はじめてであり、11年度以降は単年度の黒字経営を続けてきたとしている。

この記事は会員限定で、無料で読める範囲までしか確認していない。 具体的な収支の数字は有料部分にある可能性がある。

真似するなら最低何が必要か

出典から取り出せるのは3つである。

1. 核テナントは抜けるものとして持つこと。 神戸新聞は、同モールから大型テナントが撤退するのは初めてだとしたうえで、阪急からの申し入れが11月27日にあり、強く慰留したが覆らなかったと書いている。同紙は1階のスーパー「阪急オアシス」は営業を続けると書き、2022年9月の記事では食品スーパーとして入っていることが確認できる
2. 不祥事のあとに何を変えたかを具体で持つこと。 同紙は、市政を揺るがした不明朗な金銭支出問題を機に経営を見直し、大型テナントの誘致や駐車場の省力化を進めたと書いている。費用を下げる側(駐車場の省力化)と収入を上げる側(テナント誘致)の両方が挙げられている
3. 後継を早く決めること。 阪急の撤退の報道から、後継テナントである無印良品の開業まで、同紙の報道では2年ほどである。同年4月には市内2店目のスターバックスの出店も報じられている
確認できないのは、再開発事業費、賃料の水準、金銭支出問題の中身、そして無印良品の入居後の収支である。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、2022年12月2日の神戸新聞である。三田駅前商業施設に「無印良品」がオープンし、阪急百貨店撤退後の核テナントとして衣食住の品ぞろえを充実させたと報じている。同紙は同年9月にも、12月の三田初出店とコーヒーマシンの設置を伝えていた。

当事者は撤退の時点でこう述べている。 番庄孝夫社長は2020年12月の同紙に、阪急の撤退による経営への影響は分からないとしたうえで、「前を向いて次のテナントを見つけるだけ」と話した。三田市の森哲男市長も、阪急阪神百貨店と連携して新テナントの誘致を支援する考えを示している。

否定的な報道は、本レコードの出典そのものに含まれている。 神戸新聞は累積損失8億円、設立以来はじめての累損解消、市政を揺るがした不明朗な金銭支出問題、そして初めての大型テナント撤退を報じている。当事者の側の言葉は前段の社長・市長のコメントとして併記した。

出典はすべて神戸新聞であり、single_outlet: true を申告した。 掲載年は2019年・2020年・2022年の3つに分かれている。兵庫県で robots.txt が Claude を名指ししていないことを実測できた媒体が同紙であり、他紙は当たっていない。

出典

  1. 三田地域振興が累積損失を一掃へ スキャンダル契機に経営改善 — 神戸新聞(2019-09-07)
  2. 三田阪急、来秋までに撤退 駅前のシンボル、地域に衝撃 — 神戸新聞(2020-12-18)
  3. 市内2店目のスタバ、三田駅前に出店 阪急撤退後の活性化に期待 — 神戸新聞(2022-04-15)
  4. キッピーモールに「無印良品」 12月に三田初出店、コーヒーマシンも設置 三田阪急の後継 — 神戸新聞(2022-09-23)
  5. 三田駅前商業施設に「無印良品」オープン 阪急百貨店撤退後の核テナント、衣食住の品ぞろえ充実 — 神戸新聞(2022-12-02)

最終確認日 2026-08-19

この記述は間違っていますか。受け取ってから2週間以内に、直すか直さないかを返します。

この記述について訂正を申し立てる

絞り込みや地図から探す(対話版)