日曜だけの車両禁止を14年かけて平日にも広げたら、27年後には古書店や画廊が土産物店に置き換わっていた
인사동길
1997年の日曜車両禁止から2011年に平日にも広がった規制は、2024年4月の建築専門紙の寄稿で、伝統的な店舗が土産物店等に置き換わったと報じられている。
何をしたか
ソウル・鍾路区の仁寺洞길(인사동길)で、1997年に日曜だけ始めた車両通行禁止を、2003年に週末、2011年に平日昼間へと段階的に広げた。2002年には業種を絞る「文化地区」に指定し、古書店・画廊・民俗工芸品店など特定の業種を保護する規制も敷いた。
誰が始めたか
2011年11月からの平日区間の実施主体は、鍾路区(종로구)である。 정책브리핑(2013年6月27日)は、仁寺洞文化地区の伝統文化の保存・継承と営業権の保障を目的に、鍾路区が2011年11月から仁寺洞길の一部区間で車両通行禁止を実施していると書いている。同記事は、ソウル市の担当者が、車両通行禁止の目標は歩行者中心にとどまらず、ソウルの文化の中心となる空間にすることだという趣旨で述べたと伝えている。
1997年に最初の日曜禁止を始めた主体、2003年に週末へ広げた主体は、参照した4本のどこにも書かれていない。 建築専門紙の寄稿(2024年4月30日)は、日曜(1997年)と週末(2003年)に車両進入を禁止したと受け身の形で書くのみで、行政・地区商人会のどちらが動いたかを特定していない。unknown_fields には入れていないが、書けないものとしてここに明記する。
2002年の「文化地区」指定も、決定主体を名指しした文がどの出典にも無い。 同寄稿は業種を強く規制する「文化地区」に指定したとだけ書いている。
いくらかかったか
参照した4本のどこにも、事業費や工事費の額は書かれていない。 unknown_fields に funding_scale を申告した。分かるのは規制の中身だけである——정책브리핑(2013年6月27日)によれば、平日は北仁寺마당〜水道薬局前の230m、週末は北仁寺마당〜仁寺네거리の430mが対象区間で、時間はいずれも午前10時から午後10時。一般車両は通行禁止だが、消防車・救急車・警察車両は例外とされ、画廊・骨董・工芸品店等の展示物搬入車両は仁寺洞의 홍보관(案内所)で事前に通行許可証を得れば通行できるとされている。
真似するなら最低何が必要か
第一に、いきなり全面禁止にせず、段階的に広げること。建築専門紙の寄稿(2024年4月30日)が振り返る限り、仁寺洞길は1997年に日曜だけの禁止から始め、2003年に週末、2011年に平日昼間へと、14年かけて対象日を広げていった。
第二に、車両規制と業種規制をセットで考えること。同寄稿は、車両を締め出して人出が増えたこと自体が、古書店・画廊・民俗工芸品店を安価な土産物・衣類・化粧品・アイスクリーム店に置き換える力として働いたと指摘し、これに対抗して2002年に「文化地区」指定という業種規制の制度を敷いたと書いている。ただし同氏は、その規制がこの通りに象徴だけを残したに過ぎないとも評しており、業種規制だけでは店舗の入れ替わりを止めきれなかったという見立てを示している(詳しくは「今どうなっているか」を参照)。
第三に、荷捌き・搬入の例外を最初から制度に組み込むこと。정책브리핑(2013年6月27日)の記事に登場する運転手は、「차 없는 거리로 지정됐지만 화랑, 고미술, 공예품점, 액자점 등은 차량 통행이 가능하다」(車無し通りに指定されたが、画廊・骨董・工芸品店・額縁店などは車両通行が可能だ)とし、大きな作品を運ぶ業種への配慮に感謝すると語っている。展示替えのための搬出入車両を許可制で認める仕組みが無ければ、通り沿いの画廊・工芸品店自体が成り立たなくなる。
第四に、規制が意図と逆の効果を生みうることを見込んでおくこと。建築専門紙の寄稿は、車から奪われた歩行権を取り戻そうとした始まりは善意であり方向も正しかったが準備が周到ではなかったと評し、車両規制が呼び込んだ人出そのものが、この通りをそれまでとは違う商業空間に変えていく力になったと述べている。同氏は、店舗の合筆を認めない、路地は状況にかかわらず残す、木造韓屋に的を絞るといった、より長い時間軸での代案を提案している(ただしこれは同氏1人の意見であり、行政の方針として実施されているとは書かれていない)。
今どうなっているか
2024年4月時点で確認できたのは、建築専門紙への寄稿(2024年4月30日)までである。
車両通行禁止そのものは、2023年10月時点で続いていたことが確認できる。 市民記者記事(2023年10月18日)は「요즘은 평일에도 인사동 길에 차가 다니지 않아 거닐기 더욱 좋아졌다」(最近は平日にも仁寺洞길に車が通らず、より歩きやすくなった)と書いており、複合文化施設「쌈지길」「안녕 인사동」(工芸品店・ギャラリー・体験工房・LPカフェ等が入る)を挙げ、内外の観光客で賑わっていると伝えている。
一方、2024年4月の建築専門紙の寄稿は、通りの中身の変化に批判的である。 車両規制で人出が増えた結果、古書店・画廊・民俗工芸品店が安価な土産物・衣類・化粧品・アイスクリーム店に置き換わっていったとし、これに対抗した2002年の文化地区指定(業種規制)についてこう評している。「문화지구는 오히려 찢겨 박제화한 몇몇 표식과 기호만 상징처럼 이 거리에 남겨 놓았을 뿐이다」(文化地区指定は、むしろちぎれて剥製化したいくつかの標識と記号だけを、象徴のようにこの通りに残しただけだ)。同氏は「쌈지길」「안녕 인사동」を含む特別計画区域の指針(マダン=空地を敷地面積の20%以上確保、高さ制限18m)についても、その成果に疑問を呈している。
この批判に対する行政側の反論・応答は、参照した4本のどこにも見当たらない。 反論は確認できなかった。
縮小・撤退を伝える記述も、参照した4本には無い。 車両通行禁止そのものは2023年10月時点まで続いていたと確認できるが、その後(2024年5月〜2026年8月)の状況を伝える出典は参照できていない。
出典
- 인사동길, 26일부터 '차 없는 거리' 확대 - 뉴스1 — 뉴스1(2012-01-26)
- 명동 vs. 인사동…서울 대표 '차 없는 거리' 승자는? - 부처 브리핑 | 브리핑룸 | 대한민국 정책브리핑 — 대한민국 정책브리핑(문화체육관광부、정책기자団)(2013-06-27)
- 뉴트로가 트렌드인 지금, 인사동은 어느 때보다도 핫하다! — 내 손안에 서울(ソウル市、市民記者制度)(2023-10-18)
- 도시 오딧세이 ⑪ 변화의 흐름 속에 놓인 종로 인사동길 2024.4 — 건축사신문(大韓建築士協会)(2024-04-30)
この記述は間違っていますか。受け取ってから2週間以内に、直すか直さないかを返します。